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論文

High spin states of $$^{132}$$Cs

早川 岳人*; J.Lu*; 古野 興平*; 古高 和禎*; 橋本 奈美*; 斉藤 武彦*; 小松原 哲郎*; 大島 真澄; 初川 雄一; 静間 俊行*; et al.

Z. Phys., A, 357(4), p.349 - 350, 1997/00

原研タンデム加速器を用いて$$^{132}$$Csの核構造の研究を行った。タンデム加速器を用いて$$^{11}$$Bイオンを加速して、$$^{124}$$SnにPbを蒸着した薄膜に照射して、核融合反応を引き起こす。生成された原子核は、高い励起エネルギーと大きな角運動量を持つ励起状態にある。励起状態にある核は安定状態では存在しない様々な形状、運動状態を持つ。原子核が冷える過程で放射される$$gamma$$線をミニクリスタルボールを使って測定し、励起状態を観測した。この実験によって初めて$$^{132}$$Csから放射される$$gamma$$線を測定し、かつ、形状の異なる4種類の回転状態を測定した。なお、この研究は筑波大学との共同研究である。

論文

High spin states of $$^{62,64}$$Zn

古高 和禎*; 早川 岳人*; 中田 仁*; 初川 雄一; 木寺 正憲*; 大島 真澄; 御手洗 志郎*; 小松原 哲郎*; 松田 誠; 古野 興平*; et al.

Z. Phys., A, 358, p.279 - 280, 1997/00

$$^{62,64}$$Zn核の高スピン状態の性質について調べるために、核融合・粒子蒸発反応$$^{40}$$Ca+$$^{28}$$Siにより励起核を生成し、放出される$$gamma$$線をGe検出器10台を用いて荷電粒子との同時計測により測定した。得られたデータから$$gamma$$線相関行列を作り、$$gamma$$線の連続放出関係から準位図を決定するとともに、その角度相関比から準位のスピン・パリティを決定した。励起エネルギー14MeVに迄達するイラスト準位10個を新たに発見した。これらのイラスト準位の構造を調べるために、R≦3の(0f$$_{5/2}$$1p$$_{3/2}$$1p$$_{1}$$/2)$$^{A-56-R}$$(g$$_{9/2}$$)$$^{R}$$の軌道空間を用いた大規模な殻模型計算を行い、実験データと比較した。この比較から、$$^{62,64}$$Znの高スピンイラスト準位は、g$$_{9/2}$$軌道に核子を励起し、その角運動量を結合することにより生成されており、そのパリティの変化はg$$_{9/2}$$軌道に励起された核子の個数によりよく理解できることを明らかにした。

論文

High-spin states $$^{61}$$Cu

初川 雄一; 早川 岳人*; 古高 和禎*; 中田 仁*; 木寺 正憲*; 石井 哲朗; 大島 真澄; 御手洗 志郎*; 草刈 英栄*; 菅原 昌彦*; et al.

Z. Phys., A, 359, p.3 - 4, 1997/00

Z=N=28近傍原子核の核構造の研究として$$^{61}$$Cuの高スピン状態の研究を行った。重イオン核反応を用いることにより今まで観測されていない高スピン状態を得た。原研タンデム加速器からの$$^{28}$$Siビームを用いて$$^{40}$$Ca+$$^{28}$$Si反応により励起された$$^{61}$$Cuを得た。10台のアンチコンプトンHPGe検出器と荷電粒子検出器(Si-ball)との組み合せにより$$gamma$$-$$gamma$$同時計測を行った。得られた$$gamma$$-$$gamma$$同時計測イベントの解析により約30本の新たな$$gamma$$線を見出した。これらより約9MeVまでの高スピン状態を含むレベルスキームを構築した。さらにDCO解析によりイラストレベルのスピンを決定した。得られた結果はシェルモデル計算と比較を行った。

論文

Precision determination of charge dispersion and distribution in the proton-induced fission of $$^{238}$$U at 13.9MeV excitation

横山 明彦*; 高橋 成人*; 二谷 訓子*; 馬場 宏*; 春日 良一*; 山口 貴行*; 矢野 大作*; 高宮 幸一*; 篠原 伸夫; 塚田 和明; et al.

Z. Phys., A, 356(1), p.55 - 60, 1996/00

励起エネルギー13.9MeVにおける$$^{238}$$Uの陽子誘起核分裂において生成した核分裂生成物の電荷分散と電荷分布を、放射化学的手法を用いて精度よく求めた。電荷分布を基に最適電荷値を求め、核分裂片からの放出中性子数を見積もった。

論文

Abrupt changes of the characteristics of the proton-induced fission of $$^{238}$$U around 14-MeV excitation

馬場 宏*; 横山 明彦*; 高橋 成人*; 二谷 訓子*; 春日 良一*; 山口 貴行*; 矢野 大作*; 高宮 幸一*; 篠原 伸夫; 塚田 和明; et al.

Z. Phys., A, 356(1), p.61 - 70, 1996/00

$$^{238}$$Uの陽子誘起核分裂(入射陽子エネルギー9.0及び12.4MeV)で生成する核分裂生成物の電荷分布を、放射化学的手法を用いて精度良く求めた。この結果励起エネルギー14MeV近傍で電荷分布に急激な様相の変化を観測した。これは励起エネルギー14MeV付近で異なる核分裂機構が存在する可能性を示唆している。

論文

Decay of the new isotope $$^{127}$$Pr

関根 俊明; 長 明彦; 小泉 光生; 市川 進一; 浅井 雅人*; 山本 洋*; 河出 清*

Z. Phys., A, 349, p.143 - 146, 1994/00

これまで実験的データが報告されてない核種$$^{127}$$Prを探索した。高崎研TIARAのAVFサイクロトロンに接続したオンラインアイソトープ分離器によって、$$^{36}$$Arビームと$$^{94}$$Mo濃縮ターゲットとの反応生成物を質量分離した。質量数127の単体イオンまたは酸化物イオンについて、$$gamma$$線シングルス、$$beta$$-gated $$gamma$$及び$$gamma$$$$gamma$$同時計数測定を行って、4本の新しい$$gamma$$線を見出した。また、$$^{127}$$Prの$$beta$$$$^{+}$$/EC崩壊に伴うCeの特性X線を確認することができた。これらの結果から、新しい$$gamma$$線は$$^{127}$$Prの崩壊に伴うものであり、$$^{127}$$Prの半減期は7.7$$pm$$0.6秒と結論した。なお、半減期の理論的予測値はファクター2の範囲で一致した。

論文

Nuclear structure of the yrast 6$$^{+}$$,10$$^{+}$$ and 14$$^{-}$$ states in $$^{106}$$Sn

牧嶋 章泰*; 石井 哲朗; 中島 充夫*; 小川 雅生*; 石井 三彦

Z. Phys., A, 349, p.133 - 142, 1994/00

$$^{106}$$Snの核構造を電磁気的性質をとおして研究した。6$$^{+}$$準位のg因子を測定し、この準位の配位が($$nu$$d$$_{5/2}$$$$nu$$g$$_{7/2}$$)$$_{6+}$$であることを明らかにした。また$$^{106}$$Snと$$^{108}$$Snの10$$^{+}$$準位の寿命を測定し、両者のB(E2:10$$^{+}$$$$rightarrow$$8$$^{+}$$)の大きさが約一桁違うことが判明した。さらにスピン$$^{14}$$の状態のパリティが負であることより、この状態が$$nu$$h$$_{11/2}$$のバンドに属していることがわかった。

論文

Multi-dimensional tunneling and nuclear fission process

岩本 昭

Z. Phys., A, 349(3-4), p.265 - 268, 1994/00

核分裂過程は、数百のハドロンから成る1つのクラスターが自発的に2つのクラスターに変化する大規模な組替え反応である。現在まで有効で計算可能な多体論的模型がない為、幾つかの集団座標(変形パラメーター)を導入してその空間での力学を解くという方向で研究されてきた。自発核分裂の場合はそれゆえ多次元空間でのトンネリングに問題は帰着する。半古典論としてのWKB法は1次元では確立しているものの、非可積分系の多次元版は大変難しい。ここでは、自発核分裂の場合に零点振動エネルギーが核分裂障壁の高さに比べはるかに低い場合には、多次元のWKB法が構築できることを示す。さらにこの方法の近似としての断熱近似法の可能性を議論する。

論文

High-spin states in $$^{107}$$Sn

石井 哲朗; 牧嶋 章泰*; 小金丸 健一*; 齋藤 勇一; 小川 雅生*; 石井 三彦

Z. Phys., A, 347, p.41 - 47, 1993/00

インビーム$$gamma$$線核分光法により、$$^{107,105}$$Snの核構造を研究した。これらの原子核は重イオン融合核反応$$^{54}$$Fe($$^{56,54}$$Fe,2pn)$$^{107,105}$$Snにより生成した。両原子核において、$$nu$$d$$_{5/2}$$,$$nu$$g$$_{7/2}$$をヘッドする偶パリティのバンドを確定した。また、$$gamma$$線の直線偏光度の測定により、$$^{107}$$Snの奇パリティのバンドを明らかにした。平均寿命の測定を行い、7/2$$^{+}$$$$rightarrow$$5/2$$^{+}$$のM1遷移がl禁止の転移であることがわかった。

論文

High-spin isomeric state in $$^{144}$$Pm

村上 健*; 郷農 靖之*; A.Ferragut*; Y.H.Zhang*; 森田 浩介*; 吉田 敦*; 小川 雅生*; 中島 充夫*; Min, B. J.*; 熊谷 秀和*; et al.

Z. Phys., A, 345, p.123 - 124, 1993/00

中性子数82の領域核においていくつかのアイソマー状態が見つかっており、これらは原子核の内部状態が励起エネルギーと共に急激に変わることに起因する「イラストトラップ」として理解されつつある。これらの内部状態を明らかにするためにはその励起エネルギー、核スピンを系統的に調べる必要があり、今回中性子数83を持つ$$^{144}$$Pmを調べた。実験は理研リングサイクロトロンからの$$^{136}$$Xeビーム(8.5MeV/n)を用い、$$^{14}$$N($$^{136}$$Xe、6n)反応により得られた$$^{144}$$Pmをガス充填型反跳核分離装置により分離した。ガンマ線測定の結果、約7400keVの励起エネルギーに(27$$^{+}$$)の核スピンを持ち、≧2$$mu$$sの寿命を持つアイソマー状態を同定した。

論文

In-beam study of $$^{105}$$In and $$^{103}$$In

石井 哲朗; 牧嶋 章泰*; 中島 充夫*; 小川 雅生*; 石井 三彦; 齋藤 勇一; S.Garnsomsart*

Z. Phys., A, 343, p.261 - 266, 1992/00

$$^{105,103}$$In原子核の励起状態をインビーム$$gamma$$線核分光法により研究した。$$^{105}$$Inは$$^{51}$$V($$^{58}$$Ni,2p2n)反応により生成した。$$gamma$$線の直接偏光の測定により、負パリティのバンドが$$^{105}$$Inに存在することを明らかにした。$$^{103}$$Inは$$^{48}$$Ti($$^{58}$$Ni,p2n)反応により生成した。$$^{103}$$Inと$$^{105}$$Inのイラスト準位は強い類似性があることが判明した。さらに$$^{107}$$Inと$$^{105}$$Inの類似性を調べるために、これらの19/2$$^{+}$$及び17/2$$^{+}$$状態の平均寿命をリコイルディスタンス法により測定した。

論文

Evaporation of charged particles from highly deformed nucleus

岩本 昭; R.Herrmann*

Z. Phys., A, 338, p.303 - 307, 1991/00

大変形を起こした原子核からの荷電粒子の蒸発を、フェルミガス模型の立場で定式化した。さらにこの定式化を用いると、核分裂の鞍部点の変形を起こした状態から荷電粒子の蒸発が起こりうることを指摘した。以上の模型を$$^{116}$$Raからのアルファ粒子放出に対して計算したところ、非常に低エネルギーのアルファ粒子が放出される過程があると分かった。

論文

Nucleon transfer in highly mass-asymmetric reaction systems between $$^{197}$$Au and relatively light projectiles in the energy region below 10MeV/u, I; Target-like products

横山 明彦*; 斉藤 直*; 庄司 正秀*; 馬場 宏*; 馬場 澄子; 畑 健太郎; 関根 俊明; 市川 進一

Z. Phys., A, 332, p.61 - 69, 1989/00

非対称重イオン核反応系における核子移行反応メカニズムを研究した。即ち、$$^{197}$$Auターゲットと、$$^{37}$$Cl,$$^{16}$$O,$$^{14}$$n,$$^{12}$$C入射粒子との反応で生成するターゲット類似核に関して、励起関数と反跳飛程を測定した。得られた実験結果を解析し、準弾性散乱成分と深部非弾性散乱成分に分割し、特に準弾性散乱による核子移行反応に関してトンネリング模型に基く理論的考察を試みた。

論文

Nucleon transfer in highly mass-asymmetric reaction systems between $$^{197}$$Au and relatively light projectiles in the energy region below 10 MeV/u, II; Projectile ($$^{16}$$O)-like products

横山 明彦*; 斉藤 直*; 馬場 宏*; 畑 健太郎; 永目 諭一郎; 市川 進一; 馬場 澄子; 篠原 厚*; 今西 信嗣*

Z. Phys., A, 332, p.71 - 81, 1989/00

$$^{197}$$Auターゲットと、8.8MeV/原子及び6.6MeV/原子の$$^{16}$$O入射粒子との反応で生成した入射粒子類似核の運動エネルギースペクトルと角度分布を測定した。それらの放出過程は、準弾性散乱過程と深部非弾性散乱過程に分割できた。深部非弾性成分に関して詳細な解析を行い、この反応系の場合、比較的短い反応時間で深部非弾性散乱が起きていることを確認した。

論文

Mass distributions of fission fragments in the $$^{19}$$F+$$^{197}$$Au reaction

池添 博; 鹿園 直基; 冨田 芳明; 杉山 康治; 井出野 一実; 横田 渉; 永目 諭一郎; 季 相茂*; 荻原 光彦*; S.C.Jeong*; et al.

Z. Phys., A, 330, p.289 - 293, 1988/00

$$^{19}$$F+$$^{197}$$Au反応で放出される核分裂片の質量分布を、飛行時間法によって精密に測定した。

論文

Evaporation residue formation competing with the fission process in the $$^{197}$$Au+$$^{16}$$O,$$^{12}$$C reactions and fission barriers at a specified J window

馬場 澄子; 畑 健太郎; 市川 進一; 関根 俊明; 永目 諭一郎; 横山 明彦*; 庄司 正秀*; 斎藤 直*; 高橋 成人*; 馬場 宏*; et al.

Z. Phys., A, 331, p.53 - 62, 1988/00

放射化学的な手法で、$$^{197}$$Au+$$^{16}$$O,$$^{12}$$C反応系における、蒸発残留核生成断面積を測定した。蒸発過程と核分裂過程の競争関係を解析することにより特定の角運動量Jでの核分裂障壁の高さをもとめ、また分裂核の決定をおこなった。

論文

Identification of a new isotope of $$^{121}$$La by means of element-selective mass separation

関根 俊明; 市川 進一; 大島 真澄; 飯村 秀紀; 永目 諭一郎; 畑 健太郎; 高橋 成人*; 横山 明彦*

Z. Phys., A, 331, p.105 - 106, 1988/00

タンデム加速器に接続されたオンライン質量分離器を用いて、新核種$$^{121}$$Laを探索し、これを見出した。タンデム加速器からの$$^{32}$$Sビームを濃縮$$^{92}$$Moターゲットに照射することによって$$^{121}$$Laを合成した。この時、$$^{121}$$Cs、$$^{121}$$Baが多量に副生するが、我々の考案したランタンの一酸化物イオン形成を利用した元素選択的質量分離法を用いてこれらを除去した。$$gamma$$線シングルス、$$gamma$$-$$gamma$$コインシデンス、$$beta$$-$$gamma$$コインシデンス測定の結果から、$$^{121}$$Laの半減期は5.3$$pm$$0.2秒と決定し、その崩壊図を作成した。半減期の実験値はベータ崩壊の大局的理論による予言値5秒と良く一致した。

論文

Enhancement of the subbarrier fusion reaction due to neck formation

岩本 昭; 原田 吉之助

Z.Phys.,A, 326, p.201 - 211, 1987/00

ネック形成の機構に基ずき、クローン障壁以下の重イオン核融合断面積を計算した。ネック形成前と形成後のポテンシャルはKrappe達の方法で計算し、その間の遷移は摂動計算した。2つの重イオンの核間距離は虚数時間を使い半古典的に計算した。この定式化を質量対象の6つの重イオン核融合に応用して、実験を良く再現できた。この計算によると、入射のフラックスの約1割がネック形成に寄与している。

論文

A Radiochemical study on the existence of dineutron

音在 清輝*; 関根 俊明; 荒川 隆一*; 畑 健太郎; 斎藤 直*; 馬場 宏

Z.Phys.,A, 311, p.303 - 309, 1983/00

ダイニュートロン$$^{2}$$n(2個の中性子が原子核的に結合した系)の存在の有無を放射化学的な手法によって研究した。$$^{9}$$Be(n,$$alpha$$)$$^{6}$$He$$^{ast}$$反応によって生じる$$^{6}$$Heの第一励起状態$$^{6}$$He$$^{ast}$$が2個の中性子を同時に放出して崩壊する時に$$^{2}$$nが生成することを期待し、原子炉の速中性子でBeを照射した。$$^{2}$$nの生成を確認するには、同時にAlを照射し、$$^{2}$$$$^{7}$$Al($$^{2}$$n,p)$$^{2}$$$$^{8}$$Mg反応によって生成する$$^{2}$$$$^{8}$$Mgを検出する、という方法を採用した。BeとAlとを離して照射した場合には検出された$$^{2}$$$$^{8}$$Mg放射能は副反応$$^{2}$$$$^{7}$$Al{(n,p)(n,$$gamma$$)+(n,$$gamma$$)(n,p)}$$^{2}$$$$^{8}$$Mg反応による放射能より強くなかったが、BeとAlの合金を照射した場合にはその数倍強かった。前者の実験からは$$^{2}$$nの生成は10$$^{7}$$回の中性子2個の同時放出につき1回以下という結論が得られた。一方、後者の実験において見出された$$^{2}$$$$^{8}$$Mgは必ずしも$$^{2}$$nによって誘起されたとは言えず、$$^{9}$$Be(n,$$alpha$$)$$^{6}$$He,$$^{2}$$$$^{7}$$Al($$^{6}$$He,$$alpha$$p)$$^{2}$$$$^{8}$$Mg反応によって生成した可能性が強く、$$^{2}$$nの存在は確認できなかった。

論文

A Numerical analysis of the heavy-ion reaction based on the linear response theory

佐藤 憲一*; 山路 修平*; 原田 吉之助; 吉田 思郎*

Z.Phys.,A, 290(2), p.149 - 156, 1979/00

2つの原子核間の距離と変形を集団運動座標と採用し、2次元の摩擦を含む古典的運動方程式を解いた。摩擦力は線型応答理論に基づき計算したもの(Z.physik A288,383(1978))を用いた。質量とポテンシャルは、それぞれ流体および液滴模型で計算したものを用いた。入射エネルギー120MeVの$$^{2}$$$$^{0}$$Ne+$$^{2}$$$$^{8}$$Si系に対する計算結果は、エネルギー損失と角度分布はよく実験データを再現し、入射チャネルで扁平な形状に、出射チャネルで偏長な形状に原子核が変形していくことを示している。

論文

Microscopic calculation of friction in heavy ion reaction using linear response theory

佐藤 憲一*; 岩本 昭; 原田 吉之助; 山路 修平*; 吉田 思郎*

Z.Phys.,A, 288(4), p.383 - 390, 1978/00

重イオン核反応においては、入射エネルギーの殆ど全部が失われるような深層非弾性数乱が起こる。この現象に対して、古典的な摩擦模型が導入され定性的な理解に一応成功しているが、微現的な研究はまだされていない。本論文は、線型応答理論を二中心殻模型に適用し、$$^{2}$$$$^{8}$$Si+$$^{2}$$$$^{0}$$Neの系について、摩擦係数を微現的に解析したものである。二つの重イオン間の相対距離、各々の核の変形を集団運動の座標として選び、これらの座標に対する摩擦係数を計算した。摩擦係数は、核の表面で大きな値をもつこと、核の変形の自由度は摩擦係数の値に重要な影響を与えることを指摘している。

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